今日からできる!ストローで楽しむカラフル吹き絵アート
ストローでふーっと吹いて カラフルな世界を作ってみましょう
おうちにある身近なもので、お子様と一緒に気軽にアート遊びを楽しみたいとお考えの方に、「吹き絵」という遊び方をご紹介します。使うのは、紙、絵の具、そしてストローだけ。息を使って絵の具を広げるユニークな方法で、予想外の面白い模様が生まれます。特別な技術は必要なく、どなたでもすぐに始められます。
この遊びの魅力は、偶然できる形や色の混ざり合いを楽しむことができる点です。また、ストローで吹くという行為は、お子様の口や肺の機能を自然に使う運動にもなります。さあ、カラフルな絵の具とストローを用意して、今日から吹き絵アートを始めてみましょう。
準備するもの
- 画用紙や白い紙(コピー用紙でも大丈夫です)
- 水で溶ける絵の具(水彩絵の具や、家庭にある食紅を水で溶かしたものなど)
- 水
- 絵の具を溶かすための容器(パレット、小皿、空き容器など)
- ストロー(飲む時に使う一般的なもので構いません)
- 新聞紙やビニールシート(作業する場所が汚れないように敷きます)
- 雑巾やウェットティッシュ(手や周りが汚れた時に拭けるように用意しておくと安心です)
遊び方
準備ができたら、早速始めてみましょう。汚れても良い服装で行うのがおすすめです。
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場所の準備 テーブルや床など、作業する場所に新聞紙やビニールシートを広げて敷きます。
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絵の具の準備 パレットや小さな容器に絵の具を出します。水で少しずつ薄めながら、ストローで吹いて絵の具が動くくらいの濃度にします。濃すぎると動きにくく、薄すぎると色がつきにくくなります。水彩絵の具の場合は、普段使うよりも少し薄めにするのが目安です。食紅の場合は、少量の色粉を水で溶かしてください。いくつかの色を用意すると、よりカラフルな作品が作れます。
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紙の上に絵の具を垂らす 準備した紙を新聞紙の上に置きます。その紙の上に、スポイトやスプーン、筆などを使って、用意した絵の具を数滴垂らします。最初に使う色は1色でも複数色でも構いません。
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ストローで息を吹きかける ストローの先端を、紙の上に垂らした絵の具の近くに持っていきます。ストローを通して、「ふーっ」と息を吹きかけます。絵の具が息の力で広がり、不思議な模様ができ始めます。
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様々な方向に吹いてみる 同じ絵の具を、ストローを動かしながら色々な方向から吹いてみましょう。細い線になったり、丸く広がったり、息の強さや吹く角度によって変化します。
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色を重ねたり増やしたりする 違う色の絵の具を隣に垂らして吹いたり、乾いていない絵の具の上に垂らして色の混ざり合いを楽しんだりします。自由に色を増やしながら、紙全体に模様を作っていきましょう。
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完成・乾燥 気に入った模様ができたら完成です。絵の具が乾くまで、しばらく置いておきましょう。
安全上の注意点
吹き絵は楽しい遊びですが、絵の具を使うため、いくつか注意しておきたい点があります。
- 絵の具を吸い込まないように ストローで吹くときに、誤って絵の具を吸い込んでしまわないよう、注意が必要です。ストローの先端を絵の具から少し離して吹くように促してください。特に小さなお子様と遊ぶ際は、大人がそばで見守り、遊び方を丁寧に伝えてあげてください。
- 汚れても良い準備 作業する場所や服装は、絵の具がついても大丈夫なように準備します。新聞紙やビニールシートをしっかり敷き、袖をまくるなど対策をしましょう。
- 絵の具の取り扱い 絵の具が目に入らないように注意します。もし目などに入った場合は、すぐにきれいな水で洗い流してください。
アレンジ例
- 太さの違うストローを使う 細いストローと太いストローで吹いてみると、絵の具の広がり方が変わって面白いです。
- 絵の具の濃度を変える 絵の具の水の量を調整して、濃度を変えてみましょう。濃い絵の具はしっかりと色がつきますが広がりにくく、薄い絵の具は色が淡く広がやすくなります。
- 乾いた後で描き加える 吹き絵が乾いた後で、できた模様から何かを想像して、ペンやクレヨンで絵を書き加えてみましょう。動物の顔に見立てたり、木に見立てたり、新たな作品が生まれます。
- 大きな紙でダイナミックに 大きな紙全体を使って、ダイナミックな作品作りに挑戦するのも楽しいです。
まとめ
ストローを使った吹き絵は、特別な道具がなくても、おうちにある身近なもので気軽に始められるアート遊びです。息を「ふーっ」と吹くだけで、予測不能な面白い模様がどんどん生まれます。お子様も大人も、どんな作品ができるかな、とワクワクしながら楽しめるでしょう。
親子で、あるいは遊びに来たお孫さんと一緒に、ぜひ試してみてください。身近な材料から生まれるアートの世界を、一緒に発見する素敵な時間になることと思います。