身近なスパイスで色と香りを楽しむ!今日からできるお絵かきアート
はじめに
ご家庭のキッチンに、色とりどりのスパイスはありますでしょうか。お料理に使うだけでなく、実はスパイスは素敵なアートの材料にもなります。
今回は、身近なスパイスを使って、目でも鼻でも楽しめる「お絵かきアート」をご紹介します。特別な道具は必要ありません。お子様と一緒に、スパイスの持つ美しい色と豊かな香りを五感で感じながら、創造的な時間を過ごしてみませんか。
準備するもの
このアート遊びに必要なものは、どれもご家庭にあるか、スーパーなどで手軽に手に入るものばかりです。
- 身近なスパイス(数種類):
- ターメリック(黄色)
- パプリカパウダー(赤やオレンジ)
- シナモン(茶色)
- ココアパウダー(濃い茶色)
- 青のり(緑)
- ※ 色が出るものであれば、乾燥パセリなども使えます。少量ずつで十分です。
- お湯: スパイスを溶かすために使います。少量で大丈夫です。
- 小さな容器(数個):
- 空いたジャムの小瓶やプリンカップ、お皿のくぼみなど。スパイスの色数分あると便利です。
- 筆または綿棒:
- 絵を描くために使います。お子様が持ちやすいものを用意してください。
- 紙:
- 画用紙や白い厚紙など、少し厚手の紙がおすすめです。
遊び方
準備ができたら、さっそくスパイスお絵かきを始めてみましょう。とても簡単なステップで楽しめます。
- スパイスをお湯で溶く:
- 用意した小さな容器に、それぞれ違う種類のスパイスを少量ずつ入れます。
- そこに、少量のお湯を加えて、スパイスが溶けるまでよく混ぜます。
- 絵の具のようなとろみになるように、お湯の量を調整してください。お湯が多すぎると色が薄くなり、少なすぎると描きにくくなります。
- この時、スパイスの香りがふわりと立ち上ります。どんな香りか、お子様と一緒に感じてみましょう。
- 紙に描いてみよう:
- 筆や綿棒を使って、スパイスを溶かした「スパイス絵の具」を紙に塗ったり、絵を描いたりしてみます。
- スパイスによって色の違いがあることを観察します。
- 最初は、それぞれのスパイスの色の違いを確かめるように、紙に色を塗ってみるのも良いでしょう。
- 色や香りの変化を楽しむ:
- 紙に描いたスパイス絵の具は、乾くと色が少し変化するものもあります。描いている途中と乾いた後の色の違いを比べてみましょう。
- 描いている間はもちろん、乾いた後もほんのりとスパイスの香りが残ります。どんな香りがするか、お子様の感想を聞いてみるのも楽しい時間です。
- 作品を完成させる:
- 好きな絵が描けたら、しっかりと乾かします。
- 乾いた作品は、壁に飾ったり、誰かにプレゼントしたりするのも素敵です。
安全上の注意点
安全に楽しく遊ぶために、いくつかの点にご注意ください。
- スパイスは食品ですが、お絵かきに使ったものは食べないように、お子様によく伝えてください。特に小さなお子様が遊ぶ際は、大人がそばで見守ってください。
- スパイスによってはアレルギー反応が出る可能性もゼロではありません。初めて使うスパイスは少量から試すようにし、遊んでいる最中にお子様の肌や様子に異常がないか注意深く観察してください。
- スパイスの色は服につくと落ちにくい場合があります。汚れても良い服装で遊ぶことをおすすめします。
- スパイスの香りが気になる場合は、換気をしながら行うと良いでしょう。
アレンジ例
- 色の混ぜ合わせ: いくつかのスパイス絵の具を混ぜて、新しい色を作ってみるのも面白い試みです。どんな色ができるか、予想しながら混ぜてみましょう。
- スタンプにする: スポンジや野菜の切れ端などにスパイス絵の具を付けて、スタンプのように紙に押してみるのも楽しいです。
- 質感のある紙に描く: いつもと違う質感の紙(例えば包装紙の裏や段ボールの平らな面など)に描いてみると、また違った表現が生まれるかもしれません。
- 香りを言葉にする: 完成した絵を見ながら、どんな香りがするか、その香りでどんな気持ちになるかなど、言葉で表現してみる時間を持つと、お子様の感性や語彙を育むことにつながります。
まとめ
身近なスパイスを使ったお絵かきは、お子様にとって色や香りの新しい発見がたくさんある遊びです。特別な準備が不要で、気軽に始められる点も魅力です。
五感を刺激しながら、自由な発想でお絵かきを楽しむ時間は、お子様の創造性を育むだけでなく、大人も心穏やかなひとときを過ごすことができるでしょう。ぜひ、ご家庭にあるスパイスで、彩り豊かなアート遊びを体験してみてください。