クレヨンと葉っぱで模様探し!身近なデコボコ発見アート
身近なもので、楽しくアートに触れてみませんか。特別な道具がなくても、お家にあるものや、ちょっとしたお散歩で見つかるものを使って、お子様と一緒に創造的な時間を過ごすことができます。
今回は、クレヨンと身の回りにあるデコボコしたものを使った「こすり出し」というアート遊びをご紹介します。物の形や模様が紙の上に浮かび上がる様子は、お子様にとってきっと新しい発見となることでしょう。
こすり出しアートの魅力
この遊びの素敵なところは、日常見過ごしてしまいがちな身の回りの「デコボコ」や「形」に改めて気づける点です。葉っぱの葉脈、木の幹の模様、硬貨の絵柄など、触ってみると意外な感触があるものばかりです。それらが紙の上に現れる様子は面白く、手軽に始められるのに奥深いアート体験ができます。準備も片付けも簡単なので、思い立った時にすぐに取り組めます。
準備するもの
このアート遊びに必要なものは、どれもご家庭や近所ですぐに見つかるものばかりです。
- 紙:コピー用紙、画用紙、折り紙、チラシの裏など、何でも使うことができます。薄すぎない紙の方が破れにくくおすすめです。
- クレヨンまたは色鉛筆:色がしっかりと出るものが適しています。色鉛筆を使う場合は、柔らかめの芯のものがおすすめです。
- 身近にあるデコボコしたもの:
- 葉っぱ(落ち葉でも、摘んだものでも良いですが、乾燥しているものや厚みのあるものが模様が出やすいです)
- 硬貨(お金の模様や年号など)
- 網戸
- 木の板やテーブルの木目
- レースの布や編み物
- 段ボールの切った側面
- 表面に模様があるプラスチック製品や金属製品
- 壁や床の模様(ただし、紙がずれないように注意が必要です)
遊び方
さあ、身近なデコボコを探して、アートを始めてみましょう。とても簡単なステップで楽しめます。
- デコボコしたものを探す まず、遊びたいデコボコしたものをいくつか選びます。お家の周りを少し散歩して、色々な種類の葉っぱを集めるのも楽しい活動です。
- 紙を置く デコボコしたもののの上に紙をそっと置きます。紙がずれないように片方の手で軽く押さえてください。
- クレヨンでこする クレヨンを寝かせるように持ち、紙の上から優しく、しかししっかりとこすります。紙の下にあるデコボコの部分にクレヨンが当たり、その形や模様が紙の上に浮かび上がってきます。
- 色々なデコボコを試す 一つのデコボコだけでなく、他のデコボコでも同じようにこすってみましょう。デコボコの形や素材によって、出てくる模様が違うことに気づくはずです。色の違うクレヨンでこすってみるのも良いでしょう。
- 模様を観察する 紙の上に浮かび上がった模様をよく見てみましょう。「これは何の模様かな」「葉っぱの筋が見えるね」「コインの数字だ」など、お子様と一緒に発見した模様について話してみてください。
安全上の注意点
- 小さなお子様が遊ぶ際は、硬貨など口に入れてしまう危険のあるものは、大人がしっかりと管理してください。
- 公園などで葉っぱを拾う際は、汚れている場合があるので、可能であれば軽く拭くなど清潔なものを選ぶよう心がけてください。
- クレヨンが手や服に付くことがありますが、通常は石鹸などで洗い落とすことができます。気になる場合は、汚れても良い服装で行うと安心です。
アレンジしてみましょう
- 複数のデコボコを組み合わせる:一枚の紙の上にいくつかのデコボコを置いて、それぞれの模様を重ねるようにこすってみましょう。面白い模様が生まれることがあります。
- 色を重ねてみる:同じデコボコを、違う色のクレヨンで何度もこすってみます。色が混ざり合い、深みのある模様になります。
- 大きな紙で共同制作:大きな紙を広げて、お子様と一緒に協力して色々なデコボコを探しながらこすってみましょう。
- こすり出した模様を切って貼る:こすり出しでできた模様の部分をハサミで切り取り、台紙に貼って貼り絵作品にすることもできます。
まとめ
クレヨンと身近なデコボコを使った「こすり出しアート」は、特別な技術や道具がなくてもすぐに始められる、簡単で楽しいアート遊びです。身の回りの何気ないものに隠された模様を見つけ出す喜びは、お子様の探求心や観察力を育むことにも繋がります。ぜひ、お子様と一緒に身近な「デコボコ探検」を楽しんでみてください。