身近な輪ゴムでぴょんぴょん!音も形も楽しむアート遊び
特別な道具は必要ありません。ご家庭にある輪ゴムを使って、お子様と一緒に音や形を楽しむアート・音楽遊びをしてみませんか。身近な材料一つで、様々な発見と創造的な時間を過ごすことができます。準備も片付けも簡単ですので、思い立った時にすぐに始められます。
この遊びの魅力
- 手軽さ: 特別な道具や難しい材料は一切不要です。ご家庭に常備してある輪ゴムがあればすぐに始められます。
- 多様な楽しみ方: 輪ゴムを弾いて音を出したり、様々な形を作ったりと、遊び方がたくさんあります。
- 創造性の刺激: 「どんな音が出るかな」「どうすればこの形になるかな」と考えることで、お子様の探求心や創造力を育みます。
- 五感の活用: 輪ゴムの感触や伸び縮み、弾いた時の音など、五感を使って楽しめます。
準備するもの
ご家庭にある以下のものを用意します。
- 輪ゴム(数本~たくさん)
- 厚紙やダンボールの切れ端(なくても遊べますが、形作りや音遊びであると便利です)
- 洗濯ばさみや画鋲、安全ピンなど(厚紙に輪ゴムをかける際に使います。お子様が使う場合は保護者の方が扱うか、安全な素材(ペットボトルキャップなど)を代用してください)
- 空き箱やコップなど(輪ゴムをかけて音を出す際に使います)
遊び方
1. 輪ゴムの感触と音を探検
まずは、輪ゴムそのものを触ってみましょう。
- 輪ゴムを指でつまんで伸ばしたり縮めたりします。
- 「びよーん」「ちぢんだ」など、言葉で表現してみましょう。
- 輪ゴムを軽く指で弾いて、どんな音がするか聞いてみます。
- 太い輪ゴム、細い輪ゴム、古い輪ゴムなど、種類があれば音の違いを聞き比べてみます。
2. 輪ゴムで音を出してみる
身近なものと組み合わせて、簡単な楽器を作ってみましょう。
- 空き箱やコップなどに輪ゴムを数本巻き付けます。
- 輪ゴムを指で弾いて音を出します。
- 輪ゴムの本数を変えたり、張る場所を変えたりすると、音が高くなったり低くなったり、大きくなったり小さくなったりします。音の変化を楽しんでみましょう。
- 指の腹で輪ゴムをこすってみると、また違った音が出ます。
3. 輪ゴムで形や模様を作ってみる
輪ゴムの伸び縮みを利用して、様々な形を作ります。
- 厚紙やダンボールに、洗濯ばさみや画鋲などを数カ所固定します。(安全ピンを使う場合は、裏側をテープなどでしっかり留めてください。お子様が自分で扱う場合は、ペットボトルキャップを貼り付けるなど、安全な方法を工夫してください。)
- 固定したもの同士に輪ゴムをかけていきます。
- 輪ゴムを1本だけかけて直線にしたり、複数かけて三角形や四角形などを作ったりします。
- 輪ゴムを重ねて複雑な模様に挑戦したり、引っ張る強さを変えて輪ゴムの形が変わるのを楽しんだりします。
- 輪ゴムを指に複数本通して、動物やものの形に見立てて遊ぶこともできます。(指を締め付けすぎないように注意してください)
安全上の注意点
- 小さなお子様が輪ゴムを口に入れて誤飲しないよう、遊んでいる間は目を離さず、遊び終わったらすぐに片付けてください。
- 輪ゴムを強く引っ張りすぎると、切れて飛んでしまうことがあります。顔や目に当たると危険ですので、顔の近くで強く引っ張る遊び方は避けてください。
- 厚紙に画鋲や安全ピンを使用する場合は、お子様が直接触れないよう保護者の方が扱うか、より安全な材料に代用するなど十分な配慮をお願いします。
アレンジ例
- 色付きの輪ゴムを使うと、よりカラフルな作品が作れます。
- 画用紙の上に輪ゴムをかけた厚紙を置き、上から色鉛筆などで色を塗ると、輪ゴムの跡が残って模様ができます。(フロッタージュのような技法です)
- 輪ゴムをいくつかつなげて長い一本にして、ヘビに見立てたり、電車ごっこに使ったりすることもできます。
まとめ
輪ゴムを使った遊びは、準備の手軽さに加えて、音と形の両方で子どもの好奇心や探求心を刺激する楽しい活動です。身近な材料との組み合わせ次第で、遊び方は無限に広がります。
「この輪ゴム、どんな音がするかな」「次はどんな形にしてみよう」など、お子様の「やってみたい」という気持ちを大切に、ぜひ一緒に身近な輪ゴムの世界を探検してみてください。きっと、新しい発見があることと思います。