紙コップを切って大変身！身近な材料で立体アート遊び
身近にある紙コップが、少し手を加えるだけで面白い形に変身するアート遊びをご紹介します。ハサミを使って切り込みを入れることで、平らな状態から立体的な形が生まれ、想像力を膨らませながら様々な作品を作ることができます。特別な道具は必要ありませんので、今日から手軽に始めることができます。
準備するもの
このアート遊びに必要なものは、どれもご家庭にあるか、近くのお店で簡単に手に入ります。
- 紙コップ：いくつか用意します。使い終わったものや、パーティーで余ったものなどでも構いません。
- ハサミ：紙が切れるものを用意します。小さなお子さんと遊ぶ場合は、安全な子ども用ハサミを使用するか、大人がサポートしてください。
- ペンやクレヨン、色鉛筆など：色をつけたり、絵を描いたりするために使います。
- （お好みで）セロハンテープやのり：複数の紙コップをつなげたり、飾りを貼ったりする場合に使います。
- （お好みで）折り紙、毛糸、ボタンなど：飾り付けに使いたいものがあれば用意します。
遊び方
紙コップの形を変えて、オリジナルの立体アート作品を作る手順をご紹介します。とても簡単なステップで楽しめます。
ステップ1：紙コップを用意する
遊びたい数だけ紙コップを用意します。大きさや色、柄が違うものを用意すると、完成した作品のバリエーションが広がります。
ステップ2：紙コップに切り込みを入れる
ハサミを使って、紙コップの上部から底に向かって切り込みを入れていきます。切り込みの深さや、切り込みを入れる間隔を変えると、後で形を変えるときに色々な表情が生まれます。例えば、細かくたくさん切り込みを入れたり、太く少なめに切り込みを入れたりしてみてください。底まで切り落とさないように注意します。
ステップ3：切り込みを開いて形を変える
切り込みを入れた部分を外側や内側に開いたり、曲げたりしながら、紙コップの形を変えていきます。花びらのように開いたり、くるっと丸めたり、互い違いに重ねたりすることで、星のような形や、タコの足のような形、不思議な生き物のような形など、様々な立体的な形が生まれます。どんな形になるか試しながら進めてみてください。
ステップ4：色を塗ったり飾り付けをする
形が整ったら、ペンやクレヨンなどで色を塗ったり、顔を描いたりして飾り付けをします。折り紙を小さく切って貼ったり、毛糸やボタンなどをのりでつけたりしても可愛らしく仕上がります。自由に工夫して、作品を個性豊かにしましょう。
ステップ5：完成！飾ってみよう
作品が完成したら、お部屋に飾ってみましょう。窓辺に置くと光を受けて影ができたり、棚に並べたりすると楽しかった遊びの思い出になります。
安全上の注意点
ハサミを使う際は、刃物であることに十分注意してください。小さなお子さんが使用する場合は、必ず大人がそばで見守り、安全な使い方を教えてあげてください。また、切り落とした小さな紙の切れ端は、遊んだ後にきちんと片付け、小さなお子さんが誤って口に入れないように注意しましょう。
アレンジ例
- 複数の紙コップをつなげる: 底同士をセロハンテープで貼り合わせたり、切り込み部分を互いに差し込んだりして、長い生き物や複雑な形を作ることもできます。
- 色々な紙コップを使う:ヨーグルトのカップなど、プラスチック製のカップでも同様に切り込みを入れて楽しめます。ただし、プラスチックは固い場合があるので、大人が作業するか、難しい場合は紙コップで遊びましょう。
- 光と影を楽しむ: ランプシェードのように切り込みを入れて、内側から小さなライト（LEDなど安全なもの）で照らすと、素敵な光のアートになります。火を使うロウソクなどは絶対に使用しないでください。
まとめ
紙コップを切って形を変える遊びは、身近な材料一つで、子どもたちの指先の巧緻性や、立体を捉える力、そして何よりも自由な発想を引き出す素晴らしい機会となります。完成した作品を一緒に見て、どんな風に形を変えたのか、どんな色を塗ったのかなど、話を聞いてあげる時間も大切にしてください。ぜひ、ご家庭で気軽に楽しんでみてください。