おうちの音を探検!身近なもので遊ぶ音探し
お家の中には、普段あまり意識しないけれど、たくさんの音が隠れています。今回は、特別な道具を使わずに、お家にある身近なものから生まれる音を探して楽しむ、「音探し遊び」をご紹介します。お子さんと一緒に、新しい音の発見に出かけてみましょう。
音探し遊びの魅力
この遊びは、身の回りの音に注意深く耳を傾けることで、子どもの聴覚の発達を促し、集中力を養うことができます。また、「どんな音がするんだろう?」と探求心を持って取り組むことで、発見する喜びを感じられます。特別な準備は何も必要なく、思い立ったときにすぐに始められる手軽さも魅力です。
準備するもの
- 耳を澄ます気持ち
- (あれば)メモ用紙、ペン(見つけた音を記録するため)
- (あれば)スマートフォンなどの録音できるもの
遊び方
それでは、実際におうちの中で音探しを始めてみましょう。
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「どんな音が聞こえるかな?」と問いかける まずはお子さんに、「お家の中には、どんな音が聞こえるかな?」と優しく問いかけてみてください。普段何気なく聞いている音に意識を向けることから始めます。
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静かに耳を澄ます 次に、家の中の好きな場所(リビング、キッチン、玄関など)に座って、しばらくの間、静かに耳を澄ませてみます。目を閉じてみるのも良いかもしれません。扇風機の音、時計の秒針の音、外を通る車の音など、様々な音が聞こえてくるはずです。
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聞こえた音について話す 聞こえてきた音について、お子さんと一緒に話してみましょう。「どんな音がした?」「それは何の音かな?」「大きい音?小さい音?」など、言葉にして表現する練習にもなります。
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身近なもので音を出してみる 次に、意図的に音を出してみましょう。例えば、
- スプーンでコップを優しく叩く(割れないように注意してください)
- 紙をくしゃくしゃと丸める
- ドアをトントンとノックする
- 布をこすり合わせる
- 手や足を使って音を出す(手拍子、足踏みなど) 色々な素材や方法で音を出してみて、それぞれどんな音がするか比べてみるのも面白いでしょう。
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発見した音を楽しむ 面白かった音、気に入った音が見つかったら、メモに残したり、その音のイメージを絵に描いてみたり、声に出して真似してみたりして、発見した音をさらに楽しんでみてください。録音機能があれば、見つけた音を録音して後で聞き返すのも楽しいものです。
安全上の注意点
- この遊びでは、高い場所にあるものや、不安定なものは使わないようにしてください。
- ガラス製品など、壊れやすいものや鋭利なものは避け、お子さんが安全に触れられるものを選んでください。
- 音を出す際には、ものを強く叩きすぎないよう注意が必要です。近所迷惑にならないよう、音の大きさにも配慮してください。
- 小さなお子さんが遊ぶ際には、誤って小さなものを口に入れないよう、必ず大人がそばで見守るようにしてください。
アレンジ例
- 音当てクイズ:一人が音を出し、もう一人が目を閉じて何の音か当てるクイズをします。
- 音のリズム遊び:見つけた音(例:コップを叩く音、手拍子)を組み合わせて、簡単なリズムを作ってみましょう。
- 音の地図作り:家の中の場所ごとに聞こえる音を書き出した「音の地図」を共同で作ってみるのも面白いかもしれません。
まとめ
お家にある身近なもので始める「音探し遊び」は、子どもたちの耳を育み、探求心を刺激する簡単で楽しい活動です。特別な準備は何も要りませんので、ぜひ今日からお子さんと一緒に、お家の中に隠れた音の宝物を探しに出かけてみてください。日常の中に潜む音の面白さを再発見し、親子のコミュニケーションを深める素敵な時間になることでしょう。