お部屋が劇場に!身近なもので簡単影絵遊び
お部屋が劇場に!身近なもので簡単影絵遊び
今日からできる!アート&音楽遊びへようこそ。このサイトでは、特別な道具がなくても、おうちにある身近なもので気軽に楽しめる子ども向けのアートや音楽遊びのアイデアをご紹介しています。
今回は、光と影を使って不思議な世界を作り出す「影絵遊び」のアイデアをご紹介します。道具はほとんど必要ありません。お部屋を少し暗くするだけで、あっという間におうちが素敵な劇場に変わります。子どもたちの想像力をくすぐり、大人も一緒に楽しめる、温かい時間になることでしょう。
影絵遊びの魅力とは?
影絵遊びは、シンプルながらも奥深い魅力があります。
- 身近なものが大変身: いつも見慣れた手や日用品が、光と影を通すと全く違う面白い形に見えます。
- 想像力が広がる: 影の形から動物や乗り物、時には物語を自由に想像することができます。
- 特別な準備が不要: 必要なのは、お部屋を暗くできること、そして光を出すものだけです。
- みんなで楽しめる: 一人が影を作る人、一人が見る人、みんなで物語を作る人など、役割分担をして楽しむことができます。
準備するもの
とてもシンプルです。
- お部屋: 窓を閉めるかカーテンを引いて、少し暗くできるお部屋を用意します。
- 光源: 懐中電灯、スマートフォンのライト、電気スタンドなど、光を出すものを用意します。
- スクリーン: 白い壁、白い布(シーツなど)、模造紙などが使えます。これらに光を当てて影を映します。
- 身近なもの: 手、タオル、キッチン用品(おたま、フォークなど)、おもちゃ、空き箱、厚紙など、影にしたいものを用意します。
遊び方:基本のステップ
さあ、始めてみましょう。
- お部屋を暗くします。 窓のカーテンをしっかり閉めるなどして、できるだけお部屋全体が暗くなるようにします。真っ暗でなくても大丈夫です。
- スクリーンに光を当てます。 用意した白い壁や布に、光源の光を当てます。壁から少し離れたところに光源を置くと、影が映りやすくなります。
- 光源とスクリーンの間に手や物を置きます。 手を動かしたり、身近なものをかざしたりしてみましょう。壁に影が映るのを確認します。
- 光源からの距離を変えてみます。 手や物を光源に近づけたり、遠ざけたりすると、影の大きさが変わります。大きくしたり小さくしたりして遊びましょう。
- 光源と物の角度を変えてみます。 光の当たる角度が変わると、影の形も少し変わることがあります。色々な角度で試してみましょう。
- 色々な物で影を作ってみます。 手だけでなく、スプーン、フォーク、おもちゃ、葉っぱなど、様々なものを光源にかざしてみましょう。意外な面白い影が見つかるかもしれません。
- 影を使って物語を作ってみましょう。 例えば、動物の影を作って「これは何かな?」とクイズにしたり、いくつかの影を組み合わせて簡単な物語を演じてみたりするのも楽しいものです。「おおかみと七ひきのこやぎ」など、知っているお話を影絵で表現してみるのも良いでしょう。
安全上の注意点
安全に楽しむために、以下の点に注意してください。
- 光源が高温になることがあります。光源に直接触れてやけどをしないよう、大人の方が管理してください。特に小さなお子様の手の届かないように注意が必要です。
- お部屋を暗くするため、足元が見えにくくなることがあります。移動する際はつまずいたり転んだりしないよう、十分注意してください。
- 使用する物の中に、先端が尖っているものや小さな部品がある場合は、子どもが安全に使えるか確認し、大人が見守るようにしてください。
アレンジして楽しむ
影絵遊びは、少し工夫するとさらに楽しさが広がります。
- 色付きセロハンを使う: 光源の前に色付きのセロハンを貼ると、色のある影絵になります。
- 影絵人形を作る: 厚紙や段ボールを好きな形に切って、持ち手を付けると、影絵人形ができます。動物や乗り物、人物など、色々な人形を作って劇をしてみましょう。
- 音楽や効果音をつける: 影絵に合わせて静かな音楽を流したり、動物の鳴き声などの効果音を口で真似したりすると、より一層雰囲気が盛り上がります。
- シルエットクイズ: 色々な物の影を作って「これは何でしょう?」とクイズ形式で楽しむのも面白いです。
まとめ
特別な道具は不要、必要なのは少しの光と想像力だけ。おうちにあるもので気軽に始められる影絵遊びは、子どもたちの創造性を育み、大人も童心に帰って楽しめる素敵な時間です。
雨の日や寒い日など、お外で遊べない日にもぴったりです。ぜひ、お孫さんと一緒に、光と影が織りなす不思議な世界を楽しんでみてください。きっと、心に残る温かい思い出ができることでしょう。