新聞紙びりびり!くしゃくしゃ!感触を楽しむアート遊び
新聞紙びりびり!くしゃくしゃ!感触を楽しむアート遊び
ご家庭に眠っている新聞紙や広告紙は、実は子どもにとって最高の遊び道具の一つです。特別な材料を買いに行かなくても、今日からすぐに始められるアート遊びをご紹介します。新聞紙や広告紙を使った遊びは、子どもの指先の感覚を刺激し、自由な発想で形を作る楽しさを教えてくれます。ぜひ、お子様やお孫様と一緒に、身近な材料で創造的な時間を過ごしてみてください。
準備するもの
このアート遊びに必要なものは、どれもご家庭やご近所で手軽に手に入るものばかりです。
- 新聞紙または広告紙:数日分あるとたっぷり遊べます。
- 画用紙または大きめの紙:新聞紙を貼る台紙になります。段ボールの切れ端でも代用できます。
- のり:スティックのりや液体のり、水のりなど、ご家庭にあるもので構いません。
- 必要に応じて:クレヨンやマーカー(飾り付け用)、ハサミ(保護者の方が使用する場合)
遊び方:びりびり、くしゃくしゃ、ぺったん!
さあ、準備ができたら早速始めてみましょう。決まった形を作る必要はありません。子どもの感触やひらめきを大切に、自由に楽しむことが一番のポイントです。
ステップ1:新聞紙や広告紙を用意する
遊びやすいように、何枚か広げて用意します。床にシートを敷くなど、汚れても良い場所で行うと安心です。
ステップ2:感触を楽しむ(破る、丸める、ねじる)
まずは、新聞紙の感触を楽しみましょう。「ビリビリ」と破る音や感触、「くしゃくしゃ」と丸める感触、「くるくる」とねじる動きなど、紙の様々な状態を体験します。大きな新聞紙を小さく破ったり、ギュッと丸めてボールにしたり、細長くねじって棒にしたり、子どもがやりたいように見守ってください。この過程自体が、指先の発達や感触遊びとして十分に楽しめます。
ステップ3:画用紙に貼って形を作る
破ったり丸めたりした新聞紙を、画用紙に貼り付けてみましょう。ちぎった新聞紙を重ねて色々な形を作ったり、丸めた新聞紙を並べて絵のように見立てたり。のりを使うことで、平面的な作品が生まれます。「これは何に見えるかな?」と優しく問いかけてみるのも良いでしょう。
ステップ4:立体的な作品に挑戦
新聞紙を大きく丸めたり、たくさん丸めたものを積み重ねたりして、立体的な作品も作れます。テープで固定したり、大きな紙の上に配置したり。想像次第で、動物や乗り物、食べ物など、様々なものが生まれるかもしれません。
安全上の注意点
楽しく安全に遊ぶために、いくつか注意していただきたい点があります。
- 小さなかけらや丸めた新聞紙を口に入れないよう、必ず大人が見守ってください。
- 新聞紙のインクが手に付くことがあります。遊びの前後には手洗いを忘れずに行ってください。
- 誤ってインクを舐めてしまった場合は、口をゆすぐなどの対応をしてください。大量に食べない限り問題は少ないとされていますが、心配な場合はかかりつけ医にご相談ください。
- 遊び終わったら、新聞紙はすぐに片付けてください。
アレンジしてみましょう
この遊びは、少し工夫するだけでさらに広がります。
- 色をプラス: 貼り付けた新聞紙の上から、クレヨンやマーカーで色を塗ってみましょう。白黒の新聞紙がカラフルな作品に変わります。
- 違う紙も使う: 広告紙の色合いを活かしたり、包装紙や折り紙の切れ端を混ぜたりすると、質感や色のバリエーションが増えます。
- ダイナミックに: 大きな模造紙や段ボールを広げて、もっと大きな作品に挑戦してみましょう。新聞紙をたくさん集めて、お部屋の一角に新聞紙プールを作るのも楽しい感触遊びになります(必ず大人がそばで見守ってください)。
まとめ
新聞紙や広告紙を使ったアート遊びは、身近な材料で手軽に始められるだけでなく、子どもの創造力や指先の感覚を豊かに育む素晴らしい機会です。びりびり破る、くしゃくしゃ丸めるというシンプルな動きの中にも、子どもは多くの発見と楽しみを見つけます。完成した作品は、何に見えるか一緒に話したり、飾ったりして、作った過程も含めてたくさん褒めてあげてください。ぜひ、次のおうち時間に、新聞紙と広告紙でアートな時間をお過ごしください。