身近な小麦粉でやさしい色を楽しむ!手作り絵の具アート
身近な材料を使って、お子様と一緒に手軽にアートを楽しむ時間は、きっと素晴らしい思い出になります。今回は、ご家庭にいつもストックしてあるかもしれない「小麦粉」を使った、手作り絵の具遊びをご紹介します。特別な道具は何も必要ありません。小麦粉と水があれば、すぐに始められます。
この小麦粉絵の具は、市販の絵の具とは違った、少しとろりとした独特の感触が特徴です。指で描いたり、筆を使ったり、いつもと違う描き心地を体験できます。固まるまでの色の変化や、乾いた後の立体感など、五感を使って楽しめる遊びです。
小麦粉絵の具アートの魅力
- 身近な材料で手軽に始められる
- 小さなお子様でも安全に楽しめる
- 独特の感触が創造性を刺激する
- 絵の具を作る工程も楽しい体験
準備するもの
準備するものはごくシンプルです。
- 小麦粉
- 水
- 絵の具を混ぜるボウルや大きめの器
- 混ぜるためのスプーンや菜箸
- 絵を描くための紙(画用紙や厚手の紙がおすすめです)
- (あれば)絵筆や指、割り箸など描くための道具
- (あれば)新聞紙やビニールシートなど、汚れ防止用のシート
材料の分量は、遊びたい量に合わせて調整してください。例えば、小麦粉大さじ3〜5に対して、水を少しずつ加えて混ぜるのが基本です。
小麦粉絵の具の作り方と遊び方
それでは、実際に小麦粉絵の具を作って遊んでみましょう。とても簡単です。
- 絵の具を作る ボウルに小麦粉を入れ、水を少しずつ加えながら、スプーンなどでよく混ぜ合わせます。ダマにならないように、なめらかになるまで丁寧に混ぜるのがポイントです。水の量で絵の具の固さを調整できます。ぽってりさせたい場合は水を少なめに、サラサラさせたい場合は水を多めにしてください。指で描く場合は、少しとろみがある方が描きやすいかもしれません。
- 紙に描いてみる できあがった小麦粉絵の具を、紙の上に自由に描いてみましょう。指で直接描くのは、ぷるぷる、とろとろとした感触が楽しく、小さなお子様にもおすすめです。筆や割り箸の先など、様々な道具を使ってみるのも面白いでしょう。
- 厚塗りや感触を楽しむ 小麦粉絵の具は、少し厚めに塗ることもできます。乾くと少し盛り上がったような立体感が出ます。また、乾く前と乾いた後では、色合いや質感が変化します。固まっていく様子を観察したり、乾いた作品の感触を指でなぞって楽しむのも良いでしょう。
- 片付け 遊び終わったら、使った道具や絵の具はすぐに洗い流しましょう。小麦粉絵の具は乾くと固まりやすい性質があります。汚れた場所は拭き掃除をしてください。
安全上の注意点
小麦粉は食品ですが、この絵の具は食べることを目的としていません。お子様が口に入れてしまわないよう、遊んでいる間は目を離さないようにしてください。また、小麦アレルギーがある場合はこの遊びは避けてください。遊ぶ前にお子様のアレルギーの有無を確認することが大切です。
アレンジ例
小麦粉絵の具に少しだけアレンジを加えることで、さらに遊びが広がります。
- 色をつける:食用色素があれば、数滴加えるだけでカラフルな絵の具になります。もし食用色素がなくても、家庭にある少量のコーヒーの粉や、抹茶粉などを混ぜてみるのも、やさしい自然な色合いを楽しむ一つの方法です。ただし、食品によっては色が強く出るものや、匂いがあるものもありますので、少量から試してみてください。また、アレルギーの可能性も考慮してください。
- 違う素材に描く:画用紙だけでなく、段ボールの切れ端や、乾いた葉っぱなど、様々な素材に描いてみるのも新しい発見があります。素材によって絵の具の馴染み方や乾き方が変わるのが面白い点です。
まとめ
小麦粉絵の具を使ったアート遊びは、身近な材料で手軽に始められ、お子様の五感を刺激し、自由な発想を育む素晴らしい機会となります。絵を描くことだけでなく、絵の具を作る工程や、乾いた後の作品の感触を楽しむことまで、遊びの要素がたくさん詰まっています。ぜひ、お子様や孫とご一緒に、ゆったりとした気持ちでこの手作り絵の具アートを楽しんでみてください。