コップと水で簡単!身近なものでドレミ遊び
この記事では、おうちにあるコップと水を使って、簡単にできる音遊びのアイデアをご紹介します。特別な道具は何もいりません。身近なもので、音の高さを変える不思議な世界を体験し、お子様と一緒に音楽の楽しさに触れてみましょう。
この遊びは、水の量が変わると音の高さも変わるという、科学的な発見にもつながります。小さなお子様でも感覚的に楽しむことができ、少し大きなお子様なら、水の量と音の高さの関係を観察する学びにもなります。
準備するもの
この遊びに必要なものは、ご家庭にあるものですぐに用意できます。
- 同じ形のガラスまたはプラスチックのコップ: 4〜8個程度あると音の変化が楽しめます。割れにくいプラスチック製が安全でおすすめです。
- 水: コップに入れる水です。
- 棒やスプーン: コップの縁を優しく叩くためのものです。木製の棒やプラスチックのスプーンなどが安全です。ガラスのコップを使う場合は、金属製のスプーンなどで強く叩くと割れる危険がありますので避けてください。
- あれば、計量カップやじょうご: 水の量を調整するのに役立ちますが、なくても問題ありません。
遊び方
さあ、コップと水で音の世界を探検してみましょう。
- コップを並べる: 用意したコップをテーブルや床の上に一列に並べます。床で行う場合は、下にタオルや新聞紙などを敷くと水がこぼれた時に安心です。
- 水を注ぐ: コップに水を注ぎます。最初のコップには少しだけ、次のコップにはそれより多めに、というように、コップごとに水の量を変えていきます。水の量は、最初のコップから最後のコップに向かって、少しずつ増えるように調整するのがポイントです。均等に増やしていくと、音の変化が分かりやすくなります。
- 音を出してみる: 用意した棒やスプーンで、それぞれのコップの縁を優しく叩いてみましょう。「ポーン」「リーン」など、コップの素材によって様々な音が鳴ります。
- 音の変化に気づく: 水の量が少ないコップと、水の量が多いコップで、音がどのように違うか聞き比べてみましょう。水の量が少ないコップからは高い音、水の量が多いコップからは低い音がすることに気づくはずです。
- 音の高さを調整する: それぞれのコップの音を聞きながら、水を足したり減らしたりして、音の高さを調整してみましょう。いくつかのコップで、ドレミファソラシドのような音階に近づけることもできます。計量カップを使うと、水の量を記録しておき、後で再現しやすくなります。
- 演奏してみる: 音の高さが整ったら、並べたコップを順番に叩いて、簡単なメロディーを演奏してみましょう。「きらきら星」など、知っている曲のメロディーを耳でたよりに探してみるのも楽しいでしょう。
安全上の注意点
- 水を使う遊びですので、床が濡れないように注意してください。滑りやすい場合はすぐに拭き取りましょう。
- ガラス製のコップを使用する場合は、割れて怪我をする危険がないよう、お子様から目を離さないようにしてください。強く叩きすぎないこと、コップをぶつけたり落としたりしないよう、優しく扱うことを伝えてください。
- 小さなお子様が遊ぶ際は、口に物を入れないよう特に注意が必要です。使用するコップや棒は、お子様が安全に扱えるものを選びましょう。
アレンジ例
- 色をつけてみよう: 水に食紅を少量入れると、カラフルな音のコップになります。視覚的な楽しさが加わります。ただし、食紅を使うと色がつく可能性があるので、汚れても良い場所で行いましょう。
- コップの種類を変えてみよう: ガラス製だけでなく、プラスチック製、紙コップなど、様々な素材や形のコップで試してみると、音の違いに気づきがあります。
- 叩き方を変えてみよう: 縁だけでなく、コップの側面を優しく叩いたり、水の表面をそっと触ってみたりするのも、新しい発見があるかもしれません。
まとめ
コップと水を使ったこの遊びは、特別な材料や技術がなくても、すぐに始められる手軽さが魅力です。水の量と音の高さの関係という身近な現象を通して、お子様は音への興味や探求心を育むことができます。一緒に音を調整したり、簡単な曲を演奏したりすることで、コミュニケーションも深まります。
ぜひ、お孫様やご家族と一緒に、身近なコップと水で生まれる音の世界を楽しんでみてください。