身近なテープで簡単!ピタッと貼って線を楽しむアート遊び
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「今日からできる!アート&音楽遊び」では、特別な道具がなくても、ご家庭にある身近なもので手軽に楽しめる子ども向けのアートや音楽の遊びをご紹介しています。
今回は、セロハンテープやマスキングテープを使った、貼って剥がすことで生まれる「線」の面白さを発見するアート遊びをご紹介します。必要なものはご家庭にあるものばかり。小さなお子さんと一緒に、手軽に始めてみませんか。
テープを使った線のアート遊びとは
この遊びは、紙にテープを貼り、その上から色を塗り、最後にテープを剥がすことで、テープが貼られていた場所に白い線や、元の紙の色が現れることを楽しむアート遊びです。
真っ直ぐな線をたくさん貼ったり、曲線に貼ってみたり、重ねて貼ってみたり。テープの貼り方によって、全く違う模様が生まれるのが魅力です。絵が苦手と感じる方でも、テープを貼るだけでも素敵な作品が生まれる可能性を秘めています。
準備するもの
- セロハンテープ、またはマスキングテープ: ご家庭にあるものや、100円ショップなどで手軽に入手できます。マスキングテープは色がついていたり、剥がしやすかったりするのでおすすめです。
- 画用紙や厚紙: テープを貼ったり色を塗ったりします。チラシの裏など、不要になった紙でも構いません。
- 色を塗るもの: 絵の具、クレヨン、マーカー、色鉛筆など、お子さんが普段使っているもので大丈夫です。絵の具を使うと、テープを剥がした時の線のコントラストがはっきりして面白いでしょう。
- はさみ(必要な場合): テープを切るのに使います。小さなお子さんの場合は、事前に大人が切ってあげるか、手でちぎれるマスキングテープを使うと安全です。
- 新聞紙など(絵の具を使う場合): 机や床が汚れないように敷きます。
遊び方
さあ、テープを使った線のアート遊びを始めてみましょう。手順はとても簡単です。
- 紙を用意する: 画用紙や厚紙など、使いたい紙を準備します。
- テープを貼る: セロハンテープやマスキングテープを、好きなように紙に貼っていきます。
- 真っ直ぐに何本も並べて貼る。
- 自由に曲線を表現するように貼る。
- テープ同士を交差させて貼る。
- テープを短く切って模様のように貼る。
- この時、テープの端が紙から少しはみ出るように貼ると、後で剥がしやすくなります。テープは紙にしっかりと貼り付けてください。
- 色を塗る: テープの上から、クレヨンや絵の具などで紙全体に色を塗ります。テープが貼ってある部分も気にせずに、大胆に色を重ねてみましょう。
- 一色で塗りつぶす。
- 色を混ぜたり重ねたりして塗る。
- 筆や指など、色々なもので塗る感覚を楽しむ。
- テープを剥がす: 塗った色がしっかり乾いたら、貼ったテープをゆっくりと剥がしていきます。
- テープの端から丁寧に剥がしてください。
- きれいに剥がれるか、ドキドキする瞬間です。
- 線を鑑賞する: テープを剥がした場所に現れた白い線や、テープの形を鑑賞します。
- 思っていた線になったかな?
- 偶然できた面白い模様はあるかな?
これで作品の完成です。
安全上の注意点
- はさみを使う際は、必ず大人がそばで見守り、使い方を教えてください。小さなお子さんの場合は、テープを事前に切って準備しておくと安心です。
- テープや剥がした後の小さな切れ端などを、小さなお子さんが口に入れないよう十分注意してください。
- 絵の具やマーカーを使う際は、換気を良くし、使用上の注意を守って安全に使用してください。汚れても良い服装で行うことをおすすめします。
アレンジしてみましょう
- テープの種類を変える: 太さの違うテープを使ったり、色や柄のついたマスキングテープを使ったりすると、作品の雰囲気が変わります。
- テープを貼ってから中を塗る: 最初にテープで丸や四角などの形を作り、そのテープの内側や外側に色を塗ってみましょう。
- 色々な紙に貼る: 画用紙だけでなく、段ボールや空き箱、紙袋などに貼ってみるのも面白いです。素材の質感が変わると、作品も変わってきます。
- テープだけで作品を作る: 色付きのマスキングテープを何色か用意して、テープを重ねたり組み合わせて模様を作るアートも楽しめます。この場合は色を塗る工程は不要です。
まとめ
身近なテープを使ったこのアート遊びは、準備の手軽さと、どんな線や模様ができるかというワクワク感が魅力です。貼る、塗る、剥がすという簡単な動作を通して、お子さんの手先の感覚や創造性を育むことにもつながります。
完成した作品を壁に飾ったり、家族に見せたりして、ぜひお子さんと一緒に達成感を味わってください。ご家庭にあるもので、気軽にアートを楽しんでいただけたら嬉しいです。