身近なストローが楽器に!簡単手作り笛
身近なストローとハサミだけで、楽しい音が出る楽器が作れることをご存知でしょうか。特別な材料は必要ありません。おうちにあるストローを使って、お子様やお孫様と一緒に、音の不思議を体験できる簡単な手作り笛をご紹介します。
ストロー手作り笛とは
プラスチック製や紙製のストローの先端に工夫を加えることで、息を吹き込むと音が鳴る仕組みの手作り楽器です。ハサミ一本あればすぐに作ることができ、ストローの長さや切り方を変えることで、音の高さを変えることもできます。身近なもので、音が出る喜びや原理を気軽に体験できる遊びです。
準備するもの
ストロー手作り笛を作るために必要なものは、以下の通りです。
- ストロー: プラスチック製でも紙製でも作れます。太めのストローの方が、リード部分が作りやすく、扱いやすいかもしれません。曲がるストローでも、曲がる部分は使わずにまっすぐな部分を使えば大丈夫です。
- ハサミ: ストローを切るために使用します。
飾り付けをしたい場合は、油性ペンやシールなども準備すると、オリジナルの笛になります。
作り方・遊び方
それでは、ストロー手作り笛の作り方と、それを使った遊び方をご紹介します。
- ストローの準備: まず、ストローを用意します。特にカットする必要はありませんが、汚れがないか確認してください。
- 先端を平らに潰す: ストローの片方の端から1.5cmから2cmくらいの部分を、指でつまんで平らに潰します。しっかり潰すのがポイントです。
- 先端を斜めに切る: 平らに潰した先端の、両方の角をハサミで斜めに切り落とします。この、切り落とした部分の間に残った平らな部分が、息を吹き込んだときに震えて音を出す「リード」の役割をします。切り落とす角度は、先端がV字型になるように、鋭角にすると音が鳴りやすい傾向があります。
- 音を出してみる: リード部分を作った方を口にくわえます。口の中にはあまり深く入れず、唇でリード部分を軽く挟むようにします。そして、強く息を吹き込みます。うまくいくと「ブー」というような音が鳴ります。最初はコツがいるかもしれませんが、ストローをくわえる深さや、息の吹き込み方を変えてみてください。
- 音の高さを変えてみる: 音が鳴るようになったら、ストローの長さを変えて音の変化を楽しんでみましょう。リードと反対側の端を、少しずつハサミで短く切ってみてください。ストローが短くなるにつれて、音が高くなります。
- 穴を開けてみる(アレンジ): ストローの横にいくつか小さな穴を開けてみても面白いかもしれません。穴を指で押さえたり離したりすることで、音程が変わる簡単な実験ができます。ただし、小さな穴でも音程の変化は感じにくい場合もありますので、あくまで試してみる程度に留めても良いでしょう。
- 飾り付けをする: 油性ペンで模様を描いたり、シールを貼ったりして、自分だけのオリジナル笛に飾り付けをしてみましょう。
安全上の注意点
- ハサミを使用する際は、必ず大人が見守るか、大人が行ってください。特に小さなお子様が自分で切る際は、指を切らないように十分注意してください。
- ストローの切り口(リード部分)は、切り方によっては尖っている場合があります。口にくわえる際は、強く押し当てたり、なめたりしないように注意し、優しく扱ってください。
- 小さなお子様が遊ぶ際は、ストローを口の奥に入れすぎたり、振り回したりしないように見守ってください。
アレンジ例
- 長さの違う笛コレクション: 短いストロー、長いストローなど、様々な長さの笛をいくつか作って並べてみましょう。並べてみると、音の高さの違いがよく分かります。簡単な音階のように並べてみるのも面白いかもしれません。
- 飾り付けを工夫: 色々な模様を描いたり、マスキングテープを貼ったりして、見た目も楽しい笛に仕上げましょう。
- 太さの違うストローで比較: もし太さの違うストローがあれば、それぞれで笛を作って音の違いを聞き比べてみるのも学びになります。
まとめ
身近にあるストローとハサミだけで、簡単に手作りできる笛の遊びをご紹介しました。 特別な準備なしで、今日から気軽に始められるこの遊びは、子どもたちが音が出る仕組みに触れたり、自分で工夫して変化を楽しんだりする良い機会になります。 作った笛を使って好きな曲に合わせて鳴らしてみたり、色々な長さの笛で合奏のように遊んでみたりと、楽しみ方はたくさんあります。 ぜひ、お子様やお孫様と一緒に、身近なものでできる音遊びを楽しんでみてください。