身近な段ボールで色々な形に！切って貼る立体アート遊び
ご家庭にある身近なものを使ったアートや音楽遊びのアイデアをご紹介します。今回は、不要になった段ボールを使った立体アート遊びです。段ボールは加工しやすく、丈夫なので、様々な形を作ることができます。特別な道具を用意する必要はありませんので、思い立ったらすぐに始められます。
段ボール立体アート遊びの魅力
段ボールを使った立体アート遊びは、切る、貼る、組み立てるという工程を通して、空間認識能力や創造力を育むのに役立ちます。大きな段ボール箱があれば、子どもが中に入れる秘密基地のようなものも作れますし、小さめの段ボール片を使えば、動物や乗り物、建物など、色々な形を作ることができます。身近にある材料なので、失敗を恐れずに自由に発想を広げられる点も魅力です。
準備するもの
この遊びに必要なものは、ご家庭にあるものや、近くのお店で手軽に手に入るものばかりです。
- 段ボール: 引っ越しや買い物をした際の箱、食品などのパッケージ段ボールなど。様々な大きさや厚みがあると、作れるものが広がります。
- ハサミまたはカッター: 段ボールを切るために使います。厚みのある段ボールにはカッターが向いていますが、小さなお子さんと一緒に遊ぶ場合は、大人の方が安全な場所で切ってあげるようにしてください。子ども用の安全ハサミを使う場合は、薄めの段ボールを選びましょう。
- ノリまたはテープ: 段ボール同士を貼り合わせるために使います。工作用のノリや液体のり、布テープやセロハンテープ、マスキングテープなど、ご家庭にあるもので構いません。
- ペンや色鉛筆、クレヨンなど: 作ったものに色を塗ったり、絵を描いたりするために使います。
- （あれば）絵の具と筆、折り紙や色紙、布の切れ端など: 飾り付けのバリエーションを増やすことができます。
遊び方（簡単なものを作る例）
ここでは、小さな段ボール片を使って簡単な立体作品を作る手順をご紹介します。
- 材料を集める: まずは、ご家庭にある不要な段ボールを集めます。平らに畳んである段ボールを広げたり、箱の形をそのまま使ったり、作りたいものに合わせて選びましょう。
- 何を作るか考える: 集めた段ボールを見て、何を作りたいかイメージします。動物、乗り物、お家、架空の生き物など、子どもの好きなものや興味のあるものがおすすめです。難しければ、まずは簡単な形（箱を組み合わせるだけ、など）から始めてみましょう。
- 段ボールを切る: 作りた形に合わせて、必要なパーツを段ボールから切り出します。直線だけでなく、カーブやギザギザなど、様々な形に切ってみましょう。この工程は、小さなお子さんの場合は大人の方が担当するか、目の届く安全な場所で行ってください。
- 組み立てて貼り合わせる: 切り出したパーツを組み合わせて、立体的な形にしていきます。ノリやテープを使って、パーツ同士をしっかりと貼り合わせます。ノリの場合は乾くまで少し時間がかかることがあります。テープならすぐに固定できます。
- 飾り付けをする: 形ができたら、ペンや色鉛筆で色を塗ったり、模様を描いたりして飾り付けをします。折り紙や布の切れ端などを貼り付けても可愛らしくなります。自由に色や素材を組み合わせてみましょう。
- 完成: 世界に一つだけの段ボール立体作品の完成です。作ったものでおままごとをしたり、お部屋に飾ったりして楽しみましょう。
安全上の注意点
- ハサミやカッターを使う際は、必ず大人が見守るか、大人が作業を行ってください。子どもの年齢や発達に合わせて、安全な使い方を教えたり、適切な道具を選んだりしましょう。
- 切り取った段ボールの小さな切れ端などを、小さなお子さんが口に入れないよう注意してください。遊びの前後には、作業場所を片付け、小さなゴミが残らないようにしましょう。
- ノリを使用する際は、換気を心がけ、適量を使用してください。
アレンジ例
- 大きな作品に挑戦: 小さな箱をたくさん集めて街を作ったり、大きな段ボール箱を使って電車やロケットなど、子どもが入って遊べるものを作ったりするのも楽しいです。
- 他の素材と組み合わせる: プチプチ、アルミホイル、新聞紙、布など、他の身近な材料と組み合わせて、作品に様々な感触や光沢、音などを加えてみましょう。
- 動く仕掛けを作る: 段ボール片を組み合わせる際に、蝶番のように動くよう工夫したり、紐を通して引っ張れるようにしたりすると、遊びの幅が広がります。
まとめ
段ボールを使った立体アート遊びは、特別な材料や難しい技術がなくても、気軽に始められる創造的な活動です。ご家庭にある段ボールが、子どもの自由な発想と工夫次第で、様々な形に変身します。ぜひ、身近な段ボールを使って、お子さんと一緒に世界に一つだけの作品作りを楽しんでみてください。