身近な箱が楽器に!たたく・振る楽しい手作り楽器遊び
今日からできる!アート&音楽遊び
身近な箱が楽器に!たたく・振る楽しい手作り楽器遊び
おうちにある身近なものが、子どもたちにとって新しい発見や遊び道具になることがあります。特別な材料を準備しなくても、普段使っている空き箱やタッパーが、簡単に楽しい楽器に変身します。今回は、たたく音や振る音を楽しむ、手作りの箱楽器遊びをご紹介します。
この遊びは、音の出る仕組みに触れたり、自分で作った楽器でリズム遊びをしたりと、子どもの音楽への興味を引き出すきっかけになります。また、箱に絵を描いたり飾り付けをしたりする工程で、アートの要素も一緒に楽しめます。難しい作業はありませんので、お子さんと一緒に安心して取り組んでみてください。
準備するものです
ご家庭にありそうなもの、または近所の100円ショップなどで手軽に入手できるものを使います。
- タッパーや丈夫な空き箱: プリンカップの容器、お菓子の箱、プラスチック製のタッパーなど、蓋がしっかり閉まるものが適しています。いくつか違うサイズがあると、音の違いも楽しめます。
- 中に入れるもの: 音の素になる材料です。
- お米や豆(小豆、大豆など)
- ボタンやビーズ
- ビー玉(プラスチック製など割れないもの)
- 小石(きれいなもの、角が丸いもの)
- 木の実(ドングリなど)
- ペットボトルのキャップ
- 小さなプラスチックのおもちゃ
- テープ: 蓋をしっかり留めるために使います。ビニールテープやガムテープなど、粘着力のあるものが安全です。
- 装飾用の材料(任意):
- クレヨンや色鉛筆
- シール
- 折り紙や色画用紙の切れ端
- マスキングテープ
遊び方:ステップごとに進めましょう
手作り箱楽器の作り方と遊び方をご紹介します。
ステップ1:箱を選び、準備する
- 遊ぶ箱を選びます。きれいに洗って乾燥させたタッパーや、空になったお菓子の箱などを使ってみてください。
- 蓋がしっかり閉まるか確認しましょう。もし蓋が壊れていたり、緩かったりする場合は、他の箱にしてください。
ステップ2:中に入れるものを決める
- 中に入れる材料をいくつか選びます。違う種類の材料を試すと、振った時の音の違いを楽しめます。例えば、お米はサラサラ、豆はカラカラ、ビー玉はコロコロなど、それぞれ違った音になります。
- 箱の大きさに対して、中に入れる量は多すぎず少なすぎず、箱の中で材料が動くくらいの量が良いです。箱の半分以下を目安にしてください。
ステップ3:材料を箱に入れて、しっかり閉じる
- ステップ2で選んだ材料を箱の中に入れます。
- 箱の蓋をしっかりと閉めます。
- 蓋が開かないように、外側からテープで念入りに固定します。特に小さなお子さんが遊ぶ場合は、誤って蓋が開いて中のものが出てしまわないように、テープをしっかりと貼ってください。
ステップ4:箱を飾り付けよう(任意)
- 作った楽器に、お子さんと一緒に好きな飾り付けをしましょう。クレヨンで絵を描いたり、シールを貼ったり、折り紙をちぎって貼ったりするのも楽しいです。
- 装飾することで、自分だけの特別な楽器が完成します。
ステップ5:完成!音を出して遊ぶ
- 手作り楽器の完成です。さっそく音を出してみましょう。
- 箱を振ってみたり、優しくたたいてみたり、転がしてみたりと、いろいろな方法で音を出してみてください。
- 自分で作った楽器で、好きなリズムを刻んだり、歌に合わせて演奏したりして楽しんでみましょう。
安全上の注意点
- 箱の中に入れる小さな材料(豆、ビーズなど)は、誤飲の可能性があります。お子さんが遊んでいる間は、必ず大人がそばで見守ってください。
- 完成した楽器の蓋やテープが剥がれていないか、安全な状態か、遊び始める前に必ず確認してください。
- 箱の角などで怪我をしないよう、注意して遊んでください。特に小さなお子さんの場合は、角が丸い箱を選ぶとより安全です。
アレンジして楽しむ
- いくつか違う箱や違う材料を使って、複数の楽器を作ってみましょう。音の違いを聞き比べてみるのが楽しいです。
- 親子でそれぞれ楽器を作り、簡単なリズムに合わせて一緒に演奏するのもおすすめです。
- 身近にある他のもの(例えば、空の食品トレイやラップの芯など)を使って、どんな音がするかな?と探検してみるのも面白い発見があるかもしれません。ただし、安全に配慮できるものを選んでください。
まとめ
身近にあるタッパーや空き箱が、少しの工夫で楽しい手作り楽器になります。たたく、振るという簡単な動きで音が出るので、小さなお子さんから一緒に楽しむことができます。自分で作った楽器で遊ぶことは、子どもの達成感や自己表現の力を育むことにもつながります。安全に配慮しながら、ぜひ気軽におうちでの音楽遊びを取り入れてみてください。