身近なボウルと鍋でたたく!今日からできるリズム遊び
はじめに
お孫さんと一緒に過ごす時間、何か新しい遊びを探している方もいらっしゃるかもしれません。特別な道具を用意しなくても、今日からすぐに始められる、身近なものを使った楽しい遊びをご紹介します。今回は、ご家庭にあるキッチン用品を活用した、簡単で創造的なリズム遊びのアイデアです。ボウルや鍋が、驚くほど素敵な楽器に変身します。
用意するもの
この遊びで使うのは、ご家庭のキッチンにあるものです。お子様が安全に使えるものを選んでください。
- ボウルや鍋、タッパーなど、色々な素材や大きさの容器:
- ステンレス製、ホーロー製、プラスチック製など、素材が違うと音も変わります。
- 大小様々なサイズがあると、さらに音の変化を楽しめます。
- 割れやすい陶器やガラス製品は避けてください。
- 容器を叩くもの:
- 木製の菜箸や木べら
- プラスチック製のスプーン
- タオルを巻いた棒(新聞紙を丸めてタオルで包み、ゴムで留めるなど)
- もちろん、お子様の手でも安全に楽しめます。
- 先端が尖ったものや、硬すぎるものは使わないでください。
遊び方
準備ができたら、早速始めてみましょう。まずは安全な場所を選んで、用意したものを並べてみてください。
- 音の違いを聞いてみましょう
- 並べたそれぞれの容器を、用意した棒や手で優しく叩いてみてください。
- どんな音がするか、耳を澄ませて聞いてみましょう。
- 「これは低い音だね」「これは高い音かな」「これは響く音だね」など、聞こえた音についてお話してみてください。
- 叩く場所(容器の真ん中や端、側面など)を変えると、音がどう変わるかも試してみましょう。
- 優しく叩く練習をしましょう
- いきなり強く叩くと、大きな音が出すぎたり、容器が傷んだりする可能性があります。
- まずは「トントン」と優しく叩く練習から始めましょう。
- 最初は手で叩くのが一番安全です。慣れてきたら、木べらなどに持ち替えてみてください。
- 簡単なリズムに合わせて叩いてみましょう
- 手拍子をしながら、そのリズムに合わせて容器を叩いてみましょう。
- 「タン、タン、タン」と一定のリズムを刻んだり、「タンタン、タ、タン」と少し変化をつけたりしてみてください。
- 童謡やお子様の好きな歌に合わせてリズムを刻むのも楽しいです。
- 「おもしろい音」を探してみましょう
- 容器を叩くだけでなく、容器の蓋を擦ってみたり、木べらで容器の縁をなぞってみたりすると、また違った音が出ることがあります。
- 色々な方法を試して、「どんな音が出るかな?」と探求してみてください。
- 音楽に合わせて自由に演奏してみましょう
- お好きな音楽をかけて、それに合わせて自由に音を鳴らしてみましょう。
- 音楽の速さに合わせて叩いたり、気分に合わせて叩いたり、体全体でリズムを感じながら音を奏でるのを楽しんでください。
安全上の注意点
- お子様が口に入れてしまうような小さな部品が付いた容器は使用しないでください。
- 割れたり欠けたりする可能性のある、ガラス製や陶器製の容器は使用しないでください。
- 容器を叩く際は、強く叩きすぎないように注意を促してください。
- お子様が道具を振り回したり、人や物に当てたりしないよう、必ず大人が見守ってください。
- 遊ぶ前と後で、使用するキッチン用品が清潔であるか確認してください。
アレンジ例
- 他の安全なキッチン用品も加えてみましょう:
- ペットボトルや空き缶(切り口に注意)に豆やビーズなどを入れた手作りマラカスと一緒に演奏したり、木製のしゃもじを使ってみたりするのも面白いです。
- 歌と組み合わせてみましょう:
- リズムに合わせて歌を歌ったり、歌のパートごとに使う楽器(容器)を変えたりすると、より音楽的な遊びになります。
- 音の強弱をつけて表現してみましょう:
- 「優しく叩く」「少し強く叩く」など、音の大きさを変えることで、表現力を育むことにもつながります。
まとめ
身近なボウルや鍋を使ったリズム遊びは、準備が簡単で、お子様と一緒に手軽に音楽の楽しさに触れることができる素晴らしい機会です。様々な音を聞き分ける力やリズム感を育むだけでなく、自由に音を出すことで表現力や創造性を養うことも期待できます。何よりも、お孫さんと一緒に笑顔で音を奏でる時間は、かけがえのない宝物となることでしょう。ぜひ、ご家庭にあるもので、今日から音遊びを始めてみてください。