身近な空き箱と輪ゴムで!弾いて楽しい手作りギター&アート遊び
はじめに
おうちにある空き箱や輪ゴムが、楽しい楽器に変身することをご存知でしょうか。今回は、身近な材料を使って、オリジナルの「手作りギター」を作るアート&音楽遊びをご紹介します。特別な道具は必要ありませんので、お子様と一緒に気軽に楽しむことができます。
ギターの形を作って絵を描いたり、輪ゴムを弾いて音を出したり、五感を使いながら創造性を育むことができるでしょう。
手作りギターで遊ぶことの魅力
- 身近な材料で手軽にできる: お菓子やティッシュの空き箱、輪ゴムなど、どのご家庭にもあるもので始められます。
- 作る楽しさと弾く楽しさ: 自分で作った楽器で音を出す喜びは格別です。飾り付けをするアートの要素も楽しめます。
- 音への興味を育む: 輪ゴムの太さや張り具合で音が変わることに気づいたり、リズムに合わせて弾いたりすることで、自然と音楽に親しめます。
- 創造力を刺激: どんな形にするか、どんな絵を描くか、自由に考えることで創造力が広がります。
準備するもの
ご家庭にある、または手軽に用意できるものばかりです。
- お菓子やティッシュの空き箱:丈夫なものがおすすめです。
- 輪ゴム:数本。太さの違うものがあると音の違いを楽しめます。
- 割り箸:1本または2本。または厚紙を丸めたものなどでも代用できます。
- ハサミ:大人の方が準備や補助をお願いします。
- セロハンテープまたはガムテープ
- ペンや色鉛筆、クレヨン:箱に絵を描くために使います。
- シールや折り紙など:お好みで飾り付けに使います。
手作りギターの作り方
特別なテクニックは必要ありません。ステップに沿ってゆっくり進めましょう。
- 箱の準備: 空き箱のフタがある場合は、セロハンテープなどでしっかりと閉じます。箱の側面の一番長い辺に、輪ゴムをかけるための切れ込みを数カ所(輪ゴムの数だけ)入れます。この切れ込みが浅すぎると輪ゴムが外れやすく、深すぎると箱が弱くなるため、1cm程度の深さが目安です。
- ポイント: 箱の上下両方に入れると、裏側でも弾けるようになります。
- ネック(持つ部分)の取り付け: 割り箸を箱の切れ込みを入れた辺の中央あたりに、セロハンテープでしっかりと固定します。これがギターの「ネック」になります。割り箸が一本で不安定な場合は、二本並べてテープで留めると安定します。厚紙を丸めてテープで固定したものでも代用できます。
- 輪ゴムを張る: 用意した輪ゴムを、箱に入れた切れ込みに引っ掛けるようにして、割り箸を通します。輪ゴムの数だけ繰り返します。輪ゴムがピンと張るように調整してください。輪ゴムの太さや張り具合を変えると、音の高さが変わるのを聞き比べてみましょう。
- 飾り付け: ペンで好きな絵を描いたり、シールや折り紙を貼ったりして、オリジナルのギターに飾り付けをします。顔を描いたり、模様をつけたり、自由にアイデアを膨らませてください。
これで、世界に一つだけの手作りギターの完成です。
遊び方
完成した手作りギターで、さっそく音を出して遊びましょう。
- 音を鳴らす: 輪ゴムを指でそっと弾いてみてください。どんな音が鳴るか試してみましょう。
- 音色の違いを楽しむ: 太い輪ゴム、細い輪ゴム、強く張った輪ゴム、緩めに張った輪ゴムで、音の違いを聞き比べてみましょう。
- リズムに合わせて弾く: 手拍子や歌に合わせて、輪ゴムを弾いてリズムを取ってみましょう。「きらきら星」や「チューリップ」など、知っている歌に合わせて自由に弾いてみても楽しいです。
- 歌を歌いながら: ギターを弾きながら歌を歌ってみましょう。自分が作った楽器での演奏は、歌う楽しさをより一層引き出してくれます。
安全上の注意点
- ハサミを使う際は、必ず大人が扱い、お子様からは目を離さないようにしてください。
- 輪ゴムを強く引っ張りすぎると、切れて飛んでくる可能性があり危険です。優しく扱うようにお声がけください。
- 飾り付けに小さなシールなどを使う場合は、誤ってお子様が口に入れないよう、十分に注意してください。
- 遊んでいる最中に箱が壊れたり、割り箸が外れたりした場合は、怪我をしないようにすぐに使用を中止し、大人の方が修理してください。
アレンジ例
- 箱の形を変える: ギター型だけでなく、丸い箱や細長い箱で作ると、また違った形の楽器になります。
- 輪ゴムの数を増やす: 輪ゴムの数を増やして、より多くの音を出せるようにしてみましょう。
- 他の材料と組み合わせる: トイレットペーパーの芯などをネックにしてみたり、ペットボトルキャップを飾りにつけたりと、様々な身近な材料と組み合わせてみましょう。
- グループで合奏: いくつか手作り楽器(以前ご紹介したマラカスやカスタネットなど)を作って、みんなで一緒に演奏会を開いてみましょう。
まとめ
家庭にある身近な空き箱と輪ゴムを使った手作りギター遊びは、お子様にとって発見や創造の機会に満ちています。作る工程では工夫する楽しさを、弾く工程では音を出す喜びを感じられるでしょう。
複雑な準備は一切ありませんので、「今日からできる!」遊びとして、ぜひご家庭で試してみてください。お子様とのコミュニケーションを深めながら、楽しいアートと音楽の時間を過ごしていただけたら幸いです。